お稽古便り 2024年2月17日
三寒四温と申しますが、二月から三月は春が来るのが待ち遠しい時節です。 掛軸は「花をのみ 待つらむ人に 山里の 雪間の草の 春をみせばや」(藤原家隆)です。利休の茶の湯の心を示す一首として「南方録」に記されていおります。 […]
お稽古便り 2024年2月3日
今日は茅ヶ崎市民文化会館でのお稽古です。明日は立春、春の訪れを感じるような、穏やかな晴れの日です。和室のある四階からは、丹沢の山々がよく見えます。 立春とはいえまだ寒さが身に染みる日には、温かくお茶を喫するようにと、筒型 […]
小堀遠州流 御家元 初釜 於「東光庵」 令和六年一月二十一日
小堀遠州流 御家元 初釜 が 本年も 帝国ホテル 東光庵 で催されました。 濃茶席では、当流好みの朱手桶水指が、新春らしい華やぎを添えていました。薄茶席では、舞鶴吊香炉が天を翔る龍の如く、設えてございました。 茶席に続く […]
佐々木社中 初釜 於「江楽庵」 令和六年一月十四日
小堀遠州流 佐々木宗弌先生 の社中の初釜が「江楽庵」にて催されました。東北沢と銀座のお稽古場の弟子が一堂に会する、晴れやかな集いです。 今年は炭点前を担当いたしました。炭を継ぎ、薫ゆる香を聞くと、心があらたまります。 お […]
お稽古便り 2024年1月13日
今年最初のお稽古です。松籟庵の露地は敷松葉、松毬も所々に散らしてあります。暖かい日のせいか、紅白の梅も少し綻んでいます。 床の軸は「松樹千年翠」を掛けました。続く対句は「不入時人意」。松の千年も変わらぬ緑、その緑を目にし […]
お稽古便り 2023年12月23日
クリスマスのイルミネーションがまぶしい時期となりました。今年最後のお稽古です。 お菓子はツリー(大阪 本まつばや)をご用意いたしました。 茶室の中では、袱紗を裁く絹の音と釜の鳴りが響いています。街の師走の喧騒を忘れ、静か […]
小堀遠州流 宗圓御家元 継承二十五周年記念茶事 於 練馬圓照院 茶室「擔雪庵」 令和五年十二月十五日
練馬の閑静な住宅地に佇む「圓照院」での御家元による記念茶事にお招きいただきました。社中の先輩方とご同席し、お詰めを務めさせていただきました。 天気は薄曇り。外寄付きで後座の席入りを待ちながら、蹲から伝い落ちる水音、鳥の囀 […]
第十六回 大磯茶会 於 大磯「松月」 令和五年十二月十日
冬の暖かな陽差しの中、大磯茶会が大磯「松月」にて催されました。コロナ禍を経て三年ぶりとなる茶会です。 濃茶席は沙鴎庵にて 席主 杉浦典男樣、名古屋の料亭 八勝館の御主人です。御祖父杉浦保嘉氏と松永安左エ門氏との、茶碗をめ […]