小堀遠州流 茶道体験会 7月14日 於 茅ヶ崎 松籟庵 -濃茶席編
梅雨明けが待たれる七月中旬、小堀遠州流 茶道体験会を松籟庵にて催しました。流儀の作法にて濃茶を体験する席と、水点前にて薄茶を体験する席、2席にお客様をお迎えいたしました。
濃茶席は寄付きで銅鑼の音を聞き入るところから始まりました。内露地に入り、蹲で手、口を清めます。その後、扇子を持って躙り口から茶室の中へ入ります。ご挨拶の仕方、お菓子の取り方、出帛紗の使い方、お茶をいただいた後の茶碗の拭き方、など小堀遠州流の作法をお伝えいたしました。最後のご挨拶を終え、躙り口から出て外露地へ着くと、体験の終わりです。
設えは小堀遠州の故郷、琵琶湖の夏の風情に想いを馳せてみました。
床の軸は「小堀遠州書捨の文 小堀宗通書」です。この文には遠州公が門人に伝えた茶の湯の極意が記されています。時代を経ても色褪せることのない、素晴らしい文です。花は遠州木槿、純白の木槿です。香合は舟です。
お菓子は「餡麩三喜羅」(愛知 菓子処大口屋)、お茶は「蓬莱」(名古屋 松尾園)をご用意いたしました。
天候が不安定な中ご来場いただき、大変ありがとうございました。