日本茶道連盟 第百拾九回茶会 於 護国寺 令和六年十一月三日

昨夜の激しい雨から一転、雲一つない青空が広がりました。文化の日に 東京 護国寺に於いて、日本茶道連盟の茶会が催されました。全八席、様々な流派が集います。

小堀遠州流 十六世 宗圓 御家元 は 三笠亭 での薄茶席です。三笠亭は 不老門の横手、大師堂の前にあります。三笠亭は高橋箒庵が護国寺に寄進した最初の茶室です。その後、三畳台目の箒庵をはじめ、次々と茶室が普請されました。護国寺の茶の湯にとって重要な歴史を持つ三笠亭は、近年修復されました。小堀遠州流では修復後、初めての茶席です。

寄付きは 仲麿堂 です。異国情緒溢れる軸に茶席への期待が膨らみます。席入りすると、開炉に相応しい華やかな設えです。 御正客は小堀遠州流松籟会の小畑会長です。お道具にまつわる貴重な思い出をお伺いすることが出来ました。一期一会、改めて言葉の意味深さに感じ入りました。

素晴らしい秋の一日、余韻に浸りながら山門を後にいたしました。