お稽古便り 2024年5月11日

4月の終わりに炉を塞ぎ、5月は風炉へと変わります。今日は風炉の最初のお稽古です。

床の軸は「薫風自南来」(薫風、南より来たる)を掛けました。対句は「殿閣生微涼」(殿閣、微涼を生ず)です。爽やかな初夏の風が、殿閣を吹き抜けてゆく情景です。薫風が煩悩を消し去り、清涼な無心の境地にいる様を顕しています。

花は花菖蒲、厳かな佇まいです。

お菓子は「枇杷」(東宮 東京千歳船橋)をご用意いたしました。