練馬の閑静な住宅地に佇む「圓照院」での御家元による記念茶事にお招きいただきました。社中の先輩方とご同席し、お詰めを務めさせていただきました。
天気は薄曇り。外寄付きで後座の席入りを待ちながら、蹲から伝い落ちる水音、鳥の囀ずり、露地のしっとりとした風情を楽しみました。
茶室は台目の小間です。床壁の白椿は、ほの暗い茶室に一点の光を与えているかのようです。当代御家元の軌跡を辿るお道具での一服を、思い出話などを伺いながらいただきました。
「泉竹」のお料理も素晴らしく、大変美味しくいただきました。
冬の日の一日、かけがえのない、夢のような時間でございました。